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滋賀県立大、卒業生から学生へおむすびとみそ汁の朝食提供 同窓会が企画

学生におむすびとみそ汁を渡す卒業生

学生におむすびとみそ汁を渡す卒業生

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 滋賀県立大学(彦根市八坂町)の同窓会「湖風会」が11月27日朝、朝食企画「県大おはようキャンペーン」の一環でおむすびとみそ汁を調理し、学生たちに提供した。

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 同大は在籍する学生たちの朝食習慣の定着化を目的に、2023年6月から「県大おはようキャンペーン」を実施。湖風会は前身の滋賀県立短期大学を含めて約3万2000人の卒業生で構成する団体で、「学生をもっとサポートしたい」との思いから今回の取り組みが実現した。

 食材の近江米やみそ、野菜などは湖風会のメンバーが田畑で育てたもので、おむすびとみそ汁約150食分を用意した。

 当日は早朝、湖風会のメンバーのうち県内に住む16人が学内の共通講義棟の湖風会館に集合。約1時間半かけて、塩と若菜および梅入りのおむすびとみそ汁を作り、8時10分から、登校した学生たちにおむすび2個とみそ汁を手渡した。

 併せて、大学側は大規模災害に備えて炊き出しによる調理の実演を行い、参加した学生たちには防災グッズを渡した。

 おむすびとみそ汁を食べた学生の一人は「県外からの電車通学のため、朝が早くてまともな朝食がなかなか取れないので、とてもありがたい。おむすびもみそ汁もとてもおいしかった」と話していた。

湖風会のメンバーの阿閉順子さんは「今回の交流を機に卒業生と現役学生との交流をさらに深めたい」と話す。

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