彦根城新春恒例の「鏡開き」が1月6日、彦根城作業所で行われ、切り分けられた餅が観光客や市民に配られた。
彦根城内では昨年12月16日に鏡餅用の餅つきが行われ、彦根城博物館用に直径50センチ・重さ13.5キロと直径40センチ・重さ9キロ、楽々園用に直径33センチ・重さ3.5キロと直径12センチ・重さ1.5キロの餅が作られた。鏡餅は12月24日に彦根城博物館と楽々園に設置され、今月5日まで飾られた。
この日は彦根城運営管理センターの職員11人が赤い法被を着て参加し、餅切り包丁などを使って、縦横4.5センチずつに切り分けた。餅は、ひこにゃんのスタンプなどが押された小袋に2つずつ入れられた。
330人分の餅を用意し、表門、黒門、大手門、玄宮園の4カ所の券売所で、訪れた観光客や市民に無料で配布した。
彦根城運営管理センターの宮川敏明所長は「今年は彦根城の世界遺産登録の機運がさらに高まることを願っている。観光客の数もコロナ禍の前に戻ってほしい」と話す。