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紅白歌合戦のけん玉ギネス記録達成 愛荘町の地域おこし協力隊員も参加

愛荘町地域おこし協力隊 黄瀬尚大(なおひろ)さん

愛荘町地域おこし協力隊 黄瀬尚大(なおひろ)さん

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 昨年の大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦で、歌手の三山ひろしさんらがけん玉の基本技を128人連続で成功させるギネス記録に挑戦し見事達成したが、61人目のメンバーに愛荘町の地域おこし協力隊員・黄瀬尚大さんの姿もあった。

ギネス記録達成当日。黄瀬さんは61番だった

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 黄瀬さんは愛荘町地域おこし協力隊員として2022年、同町に移住。町を盛り上げる活動に取り組んでいる。7年ほど前に働いていたゲストハウスで、たまたま置いてあったけん玉を通して旅行で訪れていた外国人とコミュニケーションが取れたことをきっかけに、けん玉の魅力にはまったという黄瀬さん。それから練習を重ね、「けん玉を通してコミュニケーションを図ってもらおう」と「けん玉先生」として活動を続けている。

 紅白でのけん玉ギネスに「いつか自分も挑戦したい」と思っていた黄瀬さん。夢がかなったのは2022年の紅白歌合戦。今回で3回目の挑戦となった。

 同大会で行うけん玉の技は「大皿」。けん玉の技の中では基本のもので、一番初めに覚える簡単な技だという。「普段はほとんどミスなんてしない技なのに、あの舞台に立つと指はどこに置くのか、どんなリズムでやるのかが分からなくなるくらい緊張する。まるで世界一難しい大技だと感じるくらい」と振り返る。

 「直前になると緊張と動悸(どうき)がすごかったが、3回目なので少しは和らいだ表情でできたかも」と笑顔を見せる。「みんなでギネス記録を達成した時の喜びと感動はすごい。ステージからの景色も圧巻だった」と喜びを語った。

 黄瀬さんは愛荘町で月1回の「けん玉広場」や「けん玉教室」を開催し、老若男女問わず多くの人にけん玉の楽しさを伝えている。「好きなことを続けていたら『けん玉先生』になれたし、紅白という素晴らしい舞台にも立てた。好きなことをずっと続ける大切さも伝えられれば」と話す。「今後も、けん玉を通して人のつながりを増やし、けん玉の楽しさ、かっこよさを伝えていきたい。次の記録挑戦にも出られれば」と意気込みを見せる。

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