彦根のコミュニティーFM「エフエムひこねコミュニティ放送」（彦根市立花町）が「イオンタウン彦根」（古沢町）内のフリースペースにスタジオを設け、1月9日、公開生放送を始めた。

イオンタウン彦根内のフリースペーススタジオ

　「人が集う商業施設」を拠点にラジオを通じた人々の交流で地域を盛り上げることを目的に、同局がイオンタウンに提案して実現した同スタジオ。1階の空きスペースにスタジオを設け、パーソナリティーが番組を進行。毎週木曜日に公開生放送を行う。

　番組パーソナリティーは、映画監督のムラヤマ・J・サーシさんと映画制作助手のたにこ没こさんが務める。番組では彦根の情報を発信するほか、買い物客にも参加してもらえるような企画を打ち出していくという。「これからSNSでの発信やお便りコーナーなど、リスナーや買い物客の皆さんにも参加してもらえる番組を一緒に作っていきたい」と2人は話す。

　同局の小幡善彦さんは「見える・見せるラジオを合言葉に、放送現場も公開することでラジオをもっと身近に感じてもらいたい。公開生放送の利点を生かして、買い物客の皆さまにも呼びかけたい」と意気込む。

　イオンタウン彦根マネジャーの桑島弘樹さんは「イオンタウンは地元密着を掲げており、互いの思いが一致した。これから連携して情報発信していきたい」と話す。

　スタジオは生放送の時間のみの設置となるが、それ以外の曜日にはセミナーなどのイベントも企画していく。放送はスマホアプリ「FMプラプラ」でも聴ける。

　放送は木曜の13時30分～14時57分。