一年の商売繁盛や家内安全を祈願する「彦根十日ゑびす祭」が1月9日・10日、彦根の天満宮北野神社(彦根市馬場町1)境内にある北野ゑびす神社で執り行われた。
両日とも境内は福笹(ふくざさ)や吉兆を求める参拝客でにぎわい、甘酒やお神酒の接待が行われ、ゑびすうどんや焼き鳥などの屋台や子どもコーナーが並んだ。
9日の「宵(よい)ゑびす」では、餅つき神事、ジャンボ福笹奉納や宵ゑびす祭、10日の「本ゑびす」では十日ゑびす大祭典や商売繁盛特別祈願祭が行われた。
10日は朝から雪が降り続く中、宮司や奉賛会、市内団体関係者、福娘らが参拝客とともに祈願し、その後「商売繁盛で笹もってこい」のおはやしとともに「餅まき」を行った。手を伸ばして餅を求める参拝客の姿も見られた。
福娘の一人、滋賀大学経済学部2回生の宮川莉緒さんは「今しかできない経験ができればと思い、留学生にも声をかけて参加した。とても寒かったが、皆さん温かく接していただき楽しかった」と笑顔を見せていた。