彦根市の立花町交差点・護国神社前交差点間の都市計画道路「立花船町線」が1月29日5時に開通した。
一方通行が対面通行になり、名神高速道路の彦根インター・彦根城間の交通渋滞の緩和が期待される。
彦根市は市北部の南北の幹線道路を整備するため、長さ460メートルの立花船町線の拡幅工事を計画。2001(平成13)年から、上下線に3メートルの車道、4.5メートルの歩道、50センチの路肩を整備し、一方通行から対面通行にする工事を行っていた。
当初は2008(平成28)年の完成予定だったが、市の財政難や用地買収の難航などで完成時期が大幅に遅れた。2023年5月に最後まで残っていた立花町の1軒を取り壊す行政代執行が県によって行われた。
昨年12月22日には彦根インターから古沢町までの彦根お城トンネルを含めた都市計画道路「原松原線」も開通。新たに開通した立花船町線と併せて、彦根市は「彦根インターから彦根城までの区間で、2つのルートができたことで交通量の分散が図れ、外町交差点を含む交通渋滞の緩和が期待できる」としている。