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彦根で「文科省全国キャラバン」 不登校支援について学ぶ学習交流集会

滋賀県フリースクール等連絡協議会の池田勝会長、事務局の西澤彩木さん

滋賀県フリースクール等連絡協議会の池田勝会長、事務局の西澤彩木さん

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 「みんなで進めよう!しがの不登校支援~文科省全国キャラバンin滋賀~」が3月1日、プロシードアリーナHIKONE(彦根市小泉町)で開催される。主催は「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク 滋賀県フリースクール等連絡協議会」。

過去のフォーラムの様子(写真提供=滋賀県フリースクール等連絡協議会)

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 不登校当事者やその家族、不登校支援者などを対象に、滋賀県内での不登校支援の現状や状況などの情報提供を目的に開催する。会場には県内のフリースクールや居場所、親の会などの情報コーナーも設ける。

 当日は、不登校などさまざまな理由で義務教育を十分に受けられない子どもたちの教育機会を確保することを目的とし、2016(平成28)年に制定された「義務教育の段階における普通教育に相当する機会の確保等に関する法律」(=教育機会確保法)についてや、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」として2023年3月に文部科学省が取りまとめた不登校対策(=COCOLOプラン)についてなどを、文部科学省生徒指導室室長補佐の上久保秀樹さんが講演。

 滋賀県内での取り組みとして、「滋賀県の行政による不登校支援の状況」(滋賀県子どもの育ち学び支援課、清水仁さん)」、「彦根市のフリースクールの取り組み」(フリースクールてだのふあ、山下吉和さん)」、「竜王町での多様な層での支援」(竜王子育てネットワーク、櫻井絵里子さん)」、「栗東市の校内教育支援センターの取り組み」(栗東市教育委員会、辻顕史さん)」といった事例を紹介する。

 後半には、上久保さん・発表者・来場者が共に「滋賀の不登校支援をどう進めていくのか」についてディスカッションする時間を設ける。

 事務局の西澤彩木さんは「当事者、支援者や教員、行政や議員、専門職等、多様な立場の方からの申し込みが多く、具体的な支援や制度の現状把握、新たな支援や学びの場についてなど、それぞれに関心が寄せられている。子どもたちは本来、好奇心や学ぶ喜びに満ちている。それぞれの立場を生かして、子どもも大人も幸せな社会をつくっていく一人として力を合わせていきたい。参加いただければ」と呼びかける。

 開催時間は13時~16時30分。参加無料。

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