プロレスラーの藤波辰爾さんが彦根市観光大使に任命され、2月24日、彦根城博物館の講堂で委嘱式が開かれた。

　彦根市は市の知名度向上や魅力発信のため、「観光資源に愛着を持ち、メディアで影響力がある人」を彦根市観光大使に任命している。これまでにタレントの田村淳さん、漫才師の男性ブランコに委嘱しており、藤波さんが3人（組）目。

　藤波さんは1970（昭和45）年に日本プロレスに入門。翌年のデビューから現在までリングに上がり続けており、「ドラゴン」の愛称で多くのファンに愛されている。プロレスのツアーで全国を飛び回る中、さまざま城を訪れるなど、バラエティー番組やSNSなどを通じて自他ともに認める「お城好き」として知られている。その中でも「お気に入りの城が彦根城」だという。

　委嘱式で和田裕行彦根市長から「彦根市観光大使委嘱状」を受け取った藤波さんは「全国の城で彦根城は違う雰囲気。風格がある。世界遺産登録に向けて、その良さを伝えたい」と意気込みを見せた。

　式の最後には、ひこにゃんも登場し、藤波さんも笑顔を見せながら記念撮影に応じていた。