
彦根市のキャラクター「ひこにゃん」が4月13日で19回目の誕生日を迎え、彦根城博物館(彦根市金亀町)の能舞台で記念セレモニーが開催された。
大橋悠依さんとひこにゃんのツーショット。後ろには二人を見つめるわるにゃんこ将軍=ひこにゃん誕生日セレモニー
愛称が決定した2006(平成18)年4月13日が誕生日のひこにゃん。毎年、記念セレモニーを開いている。今年は悪天候のため、彦根城博物館の「能舞台」が会場となった。用意された整理券は全て配布を終え、1部には160人、2部には175人が集まった。全国のファンから手紙やパネルなど昨年(82点)を大幅に上回る266点のプレゼントが届けられた。
当日は、わるにゃんこ将軍、ひこにゃんファンクラブ会長の井伊直岳さん、和田裕行彦根市長、昨年9月にひこにゃんファンクラブ名誉会長に就任した、彦根市出身で東京五輪金メダリストの大橋悠依さんが駆けつけた。ひこにゃんが姿を現すと、集まったファンや観光客からは拍手と笑顔があふれ、和やかな雰囲気に包まれた。ひこにゃんはゆっくりと手を振ったり、丁寧にお辞儀をしたりと、喜びを表現していた。
セレモニーでは、井伊会長、和田市長からのお祝いメッセージと、大橋さんからひこにゃんに花束とお祝いメッセージが送られた。ひこにゃんファンクラブからは、横40センチ、縦20センチ、高さ10センチの、ひこにゃんが描かれた特製バースデーケーキがプレゼントされた。ひこにゃんにケーキをお披露目した際、その端の部分がわずかにこぼれるというアクシデントが発生。こぼれた部分をいつものゆったりとしたしぐさで見つめるひこにゃんの姿に、会場には笑顔が広がった。
井伊会長は「ひこにゃんの存在は誕生以来、唯一無二のキャラクターとして多くの人に愛され、全国的なキャラクターへと成長した。これからもひこにゃんらしく、ゆるりと元気に活動してくれると思う。来年は20回目のお誕生日。今後とも温かく見守っていただき、声援をお願いできれば」とあいさつした。
大橋さんは「ひこにゃん、お誕生日おめでとう。ひこにゃんの特別な日を皆さんとお祝いできてとてもうれしい」とあいさつし、「いつも癒やしとかわいらしさをありがとう。今年は国スポ・障スポも開催され、さらに忙しくなると思うが、これからもひこにゃんはひこにゃんらしく、ゆるっと活動してもらえるとうれしい」と笑顔でメッセージを送った。