
滋賀県内外の古書店・レコード店24店が出店する「古本&レコード市」が5月2日~6日の5日間、銀座商店街の元ノムラ文具店(彦根市銀座町)で開催される。主催は古書・レコード店「山の湯」(中央町)。
かつて地元の人々に親しまれ、2011(平成23)年に閉店したノムラ文具の1階店舗跡の空間に、県内外の古書店とレコード店、彦根市内の古物商店が出店。各店がセレクトした、さまざまなジャンルの古書や、こだわりのレコードが並ぶ。
期間中、商店街側・山の湯側の両方から出入りが可能。飲食店の出店に加え、山の湯の「ギャラリーゆげ」では5月2日~4日、日替わりでトークイベントや音楽ライブが開催される。
2日は、個人出版に関するトークイベント「本を作るー『堀尾聡作品集』の場合」を開催。COCHAEの軸原ヨウスケさん、鞆(とも)の津ミュージアムの津口在五さん、山の湯・円盤、リクロ舎の田口史人さんが登壇。今夏、山の湯の出版部門リクロ舎から出版予定の「堀尾聡作品集」公開打ち合わせとトークショーを行う。「本作りの漠然とした疑問」についても答えていくという。料金は1,500円(500円分の山の湯券付き)。
3日は、今年、円盤からアナログレコードを発売した松野泉さんと、名古屋の音楽家・寺井しょうたさんのソロプロジェクトGOFISHの音楽ライブを開催。料金は2,500円(500円分の山の湯券付き)。
4日には、音楽ライターの安田謙一さんとイラストレーターの辻井タカヒロさんによるイベント「安田謙一と辻井タカヒロの世界~絵馬とトークと音楽と~」を開催。2部制で、第1部(14時~17時)は、辻井さんによる「リクエスト絵馬」と安田さんによるDJを行う。料金は1,500円。第2部(18時~20時)では、2人の出会いや共著、ウェブ連載にまつわるトークライブを行う。料金は1,500円(絵馬注文者は1,000円)。
「山の湯」半月舎の御子柴泰子さんは「普段見かけることのない古本やレコードがたくさん並ぶ機会となるので楽しんでもらえれば」と話す。「古本市が盛んな地域もあるが、彦根ではそのような機会はまだ少ない。このイベントが新たな文化(古本市)が根付くきっかけになれば」と期待を込める。「ゴールデンウイークを彦根で楽しんでもらい、当イベントにもぜひお越しいただければ」と呼びかける。
開催時間は12時~18時。