
クラフト作家のテントや飲食ブースが集まる「アートフェスタ勝負市」が6月15日、花しょうぶ通り商店街(彦根市河原)一帯で開催される。
市内3大学の学生たちが関わる(写真提供=アートフェスタ勝負市実行委員会)
2000(平成12)年に始まり、今年で23回目となる同イベント(コロナ禍で2回中止)。今年のテーマは「脱翔(だっぴ)」。巳(み)年にちなんで、「今年はもう一皮むけて皆で飛び出そう」という思いを込めたという。例年は2日間開催しているが、今年は1日のみの開催となる。
地元商店街と市内の3大学(滋賀大学・滋賀県立大学・聖泉大学)の学生が連携して、イベントの企画・運営を行う。総勢100人以上の学生が参加し、今回は近江高校の生徒も加わる。
「クラフト市」は、全国から集まったクラフト作家による60ブースの出店を予定。商店街一帯にテントが立ち並ぶ。
「プロの食卓ブース」は、「中国料理招禄」「2nd BOOZE」「滋賀のバーテンダー」「くにうみ醸造所」「藝やカフェ」「ラーメンにっこう」「創作居酒屋蔵人」「ごちそうダイニング茶飯時」「やきとり大吉」「CAFE de NIKE」の10店が出店。ほかにも、近江牛スジカリーや焼きそばなどを提供する「千代神社マルシェ」や「みんなの食堂」、屋台村などで飲食を提供する。
「彦根りんごの小さな公園」では「子ども広場」と銘打ち、積み木「KUMINO」で遊んだり、自分の描いた絵で缶バッジを作ったりできる。ヤギやカメと触れ合うこともできる。
「勝負市ステージ」では、「pop-up-note」「BB-5」「吉井ヒカル」らがライブを行う。同商店街のキャラクター「いしだみつにゃん」「しまさこにゃん」「おおたににゃんぶ」も登場し、11時40分ごろからは「おおたににゃんぶ」の生誕祭も予定する。
当日は500円の買い物ごとに抽選券1枚を配布し、抽選会も行う。
会場となる河原町・芹町地区は2016(平成28)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれており、当日は16時まで町家の特別公開も行う。
柴田いづみ実行委員長は「地域とコラボすることや、仲間がいることの楽しさと心強さを味わってほしい。毎年、新しい学生の新鮮な感覚が加わり、発見がある」と話す。事務局の和田一繁さんは「みんなで盛り上げて、まちや人を知ってほしい。商店街で一日楽しんでもらえれば」と来街を呼びかける。
開催時間は10時~17時。雨天決行。駐車場はない。