
「ひこねで夕市」が8月17日、滋賀県護国神社(彦根市尾末町)で開催される。
当日は約20店が出店し、神社の境内にテントが並ぶ。かき氷やレモネードのほか、アイスコーヒーやチュロスなどのフードやドリンクを販売。地元産の食材を使うなどしたメニューを用意する。
「アユのつかみ取り」も開催。人工池で泳ぐアユを捕まえ、店の人に焼いてもらって食べる「つかみ取り」は毎年、多くの子どもたちの人気を集めているという。
主催は、同所で毎月第3日曜日の午前中に朝市を開いている「ひこねで朝市実行委員会」。夕市は、子どもたちが大人と語り合う場や、命について考える場を作りたいと2016(平成28)年から毎年8月に開催している。
価格は子どもたちが小遣いで買いやすい金額に設定。「アユのつかみ取り」は、自分で捕まえたアユを焼いて食べることで、命の大切さを学んでほしいという思いから始めたという。
夕市は開催以来、荒天やコロナ禍などさまざまなことがあったが、安全面を考慮しながら中止することなく毎年開催してきたという。実行委員長の山名弘祐さんは「例えば雨予報で中止にしてしまうと、実際に雨が降っていなければ、子どもたちは『行けるのにやっていない』と残念に感じてしまう。そういう残念な気持ちを感じないよう『雨が降っていても、やっている夕市』になれれば」とも。
山名さんは「その場での出会いを楽しみに来てもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は15時~20時。雨天決行。