
宗安寺(彦根市本町2)で8月23日に地蔵盆が行われ、地蔵堂でお勤めの後、本堂内を暗くして歩く「肝試し」を開催し、地元の子どもたちなど約20人が参加した。
地蔵盆は、近畿地方などで地蔵菩薩の縁日に合わせて行われる、子どもの長寿や健康を祈り、地蔵尊を祭る地域の祭事。
同寺は、井伊家初代藩主直政が上野国から移した浄土宗の寺院で、朱塗りの門があることから「赤門」と呼ばれる山門が目印となっている。
かつて、同寺は寺院に親しんでもらうため、1泊2日の合宿形式のサマースクールを実施していた。しかし、近年は子どもの参加が減少し、開催を取りやめていたという。数年前から夢京橋キャッスルロードで行われる「ゆかたまつり」に合わせて肝試しを行ったところ、多数の参加者があった。寺に足を運んでもらうきっかけになればと、今回、地蔵盆で肝試しを初めて開催した。
肝試しは、子どもたちが一人ずつ本堂内を歩き、幽霊図の前にある「おりん」を鳴らして、石田三成が拝んだと言われる地蔵尊の札を取って戻る内容。子どもたちは、普段一人で歩くことがない本堂を歩き、楽しそうに肝試しを体験していた。
昨年5月から同寺に勤めている横井真照さんは「檀家のお子さまや浴衣まつりでのチラシを見て申し込んでくれた方もいる。寺とのご縁を結ぶきっかけになれば」と話す。
住職の竹内真道さんは「これからも誰もが気軽にお参りできるようなところになれれば。来年も開催できたら」と話す。