学ぶ・知る

「わたSHIGA輝く国スポ」閉幕 地元・滋賀は天皇杯、皇后杯を獲得

「わたSHIGA輝く国スポ」閉会式

「わたSHIGA輝く国スポ」閉会式

  • 0

  •  

 第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」の総合閉会式が10月8日、平和堂HATOスタジアム(彦根市松原町)で開催された。

閉会式の様子。会期前競技を含む全37の正式競技の熱戦に幕を下ろした

[広告]

 閉会式に先立ち行われた「ウエルカムフェスタ」では、ボランティアとして大会を支えた人々のインタビューや競技の熱戦など大会の軌跡を振り返る映像が紹介された。華やかなフラダンスパフォーマンスや江州音頭健康体操が披露され、会場を盛り上げた。10月25日から開催される「障スポ」(全国障害者スポーツ大会)の競技紹介も行われた。

 式典には、秋篠宮家の佳子さまが臨席し、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が選手の健闘をたたえて展示飛行を披露。会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

 今大会での成績発表、表彰状授与が行われ、地元開催の滋賀県は、男女総合成績と女子総合成績でトップに立った。男女総合で最高得点を収めた都道府県に贈られる「天皇杯」と女子総合で最高得点を収めた都道府県に贈られる「皇后杯」を手にした。天皇杯は44年ぶり2度目となり、地元の声援に応える快挙を成し遂げた。佳子さまより天皇杯・皇后杯の賜杯(しはい)が手渡され、会場は大きな拍手に包まれた。

 その後、大会を見守ってきた滋賀県旗、彦根市旗が静かに降納され、続いて大会旗、日本スポーツ協会旗、国旗も降納された。滋賀県立石山高校の田中瑞野さんが国歌独唱を務めた。

 炬火(きょか)がカヌー競技に出場した神田仁湖選手、バドミントン競技に出場した西川裕次郎選手によって分火され、今月25日から開催される「わたSHIGA輝く障スポ」の近藤寛子選手、清水千浪選手、宇野正則選手、小林生歩選手らのトーチへと引き継がれた。

 大会旗は、三日月滋賀県知事から次期開催地である青森県の宮下宗一郎知事へと引き継がれた。

 最後に、滋賀県選手団が花道を作り他の選手団を見送り、会場は温かい拍手に包まれた。

 障スポは10月25日~27日の3日間行われる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース