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愛荘・歴史文化博物館で企画展 愛荘町の秘仏公開

企画展「百発百中!?仏心寺の仏様」=愛荘町立歴史文化博物館

企画展「百発百中!?仏心寺の仏様」=愛荘町立歴史文化博物館

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 愛荘町立歴史文化博物館(愛荘町松尾寺)で現在、愛荘町町制施行20周年・国スポ障スポ開催を記念し、令和7年度秋季特別展「百発百中!? 仏心寺の仏様」が開かれている。

「木造地蔵菩薩立像」=愛荘町立歴史文化博物館

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 同展では、愛荘町岩倉にある仏心寺所蔵の「木造地蔵菩薩立像」や「四天王立像」、個人所蔵の「開帳史料」、「矢取地蔵縁起絵巻」などを前半(10月27日まで)と後半(11月1日~12月7日)に分けて公開する。展示品は前後期合わせて21点。

 10月27日まで公開する「木造地蔵菩薩立像」は、「今昔物語集」にも登場し、像が小法師の姿となり安孫子庄側に矢を渡したことにより「矢取地蔵」と呼ばれるようになったという。像が持つ弓矢が百発百中で当たるとして、長年、地域の人々に大切に守られ伝承されてきた。矢を使う「弓道」「アーチェリー」の競技者からも厚い信仰を集めているという。

 11月1日からは「木造背聖観音立像」を公開。これらはいずれも重要文化財に指定されている秘仏で、公開は6年ぶりとなる。

 学芸員の新木慧一さんは「町内外の皆さんに、愛荘町にある重要文化財を知っていただくきっかけの一つになれば」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~17時(最終入館は16時30分)。10月28日~31日は休館。11月は全日開館。12月は月曜・火曜(祝日は開館)休館。入館料は、一般=300円、小中学生=150円。愛荘町在住者は無料。10月25日~27日、11月15日~16日、29日~30日は入館無料。10月26日、11月16日・30日の各日11時からと14時から、展示解説を行う。12月7日まで。

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