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彦根で「ご当地キャラ博」 全国から142のご当地キャラが集結

ご当地キャラ博(写真提供=彦根市)

ご当地キャラ博(写真提供=彦根市)

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  「ご当地キャラ博2025」が10月18日・19日の2日間にわたって、彦根で開催された。

彦根経済新聞のインタビューに答えるひこにゃん=ご当地キャラ博

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 今年は夢京橋キャッスルロードと四番町スクエア(共に彦根市本町1)を会場に、33都道府県から142のご当地キャラが集結。会場には、各地域やご当地キャラを紹介するブースが設置され、ご当地キャラたちが会場内を練り歩いた。四番町スクエアと京橋口駐車場に設けられたステージでは、各地のキャラクターが地元をアピールしたり、さまざまなパフォーマンスを披露したりした。

 彦根のキャラクター「ひこにゃん」が登場すると、多くの人がカメラを向けた。「わるにゃんこ将軍」は周辺の店を「襲撃」するなどのパフォーマンスを見せ、訪れた人を楽しませていた。長浜から参加したキャラクター「ひでよしくん」「みつなりくん」は、ステージで寸劇を披露した。

 会場内では、キャラクターたちが写真撮影に応じる姿や、即興でパフォーマンスを披露したりする姿が見られたほか、普段は見られない「コラボ」も随所で見られた。彦根市内から訪れた佐々木凰玄君(6歳)は「全部かわいかった」と笑顔に。今年はご当地キャラとお茶会を楽しめる「一期一会! キャラクター茶会」や、ご当地キャラのデジタルカードを集める「ご当地キャラQUEST」の企画も行われた。

 県外からも多くの来場者やご当地キャラの参加があった。石川県七尾市からは和倉温泉のキャラクター「わくたまくん」が参加。同市では能登半島地震の影響で断水が長く続き、現在も営業を再開できていない店が多くあるという。地震時には「わくたまくん」が泣いている画像を投稿して現状を訴えたこともあった。和倉温泉観光協会の中田美咲希さんは「『泣いている顔を見たくない』と支えてくれる人の輪も広がった。ここでも気にかけてくれる人は多い」と話す。毎年ご当地キャラ博を楽しみにしているという「わくたまくん」は、カメラを向ける人に手を振って応えていた。中田さんは「わくたまくんを和倉温泉復興のシンボルにしたい」と話す。

 ご当地キャラ博は、8人の実行委員、実施本部、当日のボランティアによる手作りの運営が特徴。ひこにゃんの登場をきっかけに、ご当地キャラがブームだった2008(平成20)年に始まった。日本ご当地キャラ協会の荒川探冊会長は「地元の人が誇りに思う祭りになってほしい。市外の方にも、この祭りをきっかけに彦根の良さを味わってもらえれば」と話す。

 ひこにゃんは「全国の仲間たちが集まってくれた今の気持ちは?」という彦根経済新聞問いかけに、自身の鈴を鳴らして喜びを表した。

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