「愛荘町町制施行20周年記念式典」が11月23日、秦荘ハーティーセンター(愛荘町島川)で開かれた。
愛荘町は2006(平成18)年2月13日に旧愛知川町と旧秦荘町が合併し誕生し、来年で20周年を迎える。式典には有村國知町長や森野隆議会議長をはじめ、三日月大造滋賀県知事や上野賢一郎厚生労働大臣、有村治子参議院議員や近隣市町の首長などの来賓、関係者、住民が参加した。
式典は、愛知川ジャズライブラリーのオープニング演奏で幕を開け、合併からの20年間の歩みを振り返るとともに、次の世代へつなぐ未来への決意が表明された。町の発展に多大な貢献をした124の個人・団体に対し、特別感謝状を贈った。
有村町長は式辞で、「今日、平和に自然のさまざまな脅威、平穏な暮らしを脅かされる状況でなく、安心して20年の節目のお祝いの日を迎えることができるのは、人や地域のつながり、風習、知恵、経済、技術、医療、職、福祉、教育、文化などあらゆる要素のおかげであり、支え続けてきた町民や関係機関の絶え間ない努力と献身があったからこそ」と感謝の意を述べた。次の20年、50年、100年に向けて、同町が輝く未来を紡ぐため、町民のさらなる協力と参画を求めた。
森野町議会議長は、同町を20歳という若く活力のある「青年の町」と表現し、これまでの歩みを基盤に、町民、行政、議会の力を結集し、次の20年、100年へと続くまちづくりを進めていくと述べた。
愛知・秦荘中学生が共同で制作した記念動画で中学生たちは「自然が豊かで、笑顔がつながり、誰もが安心して暮らせる温かな町を目指す」と発表。美しい桜や山、歴史的建造物を大切にしながら、高齢者まで安心して暮らせる、元気で優しい町が続くよう、自分たちもできることに取り組んでいきたいと、前向きな決意を表明した。
併せて、ふるさと大使を務めるお笑いコンビ「ダイアン」を、町の魅力発信と知名度向上に大きく貢献した功績をたたえ「名誉町民」として表彰した。式典には欠席だったが、20周年を祝うビデオメッセージが寄せられ、「愛荘町はゴイゴイスーです!」というメッセージに会場は笑顔があふれた。
クロージングセレモニーでは愛知高校音楽コースと秦荘中学校吹奏楽部による合唱や演奏が披露され、徳田久志教育長による閉式の辞で式典は閉幕した。