担担麺とマーボー豆腐の専門店「担担麺と麻婆豆腐 兎流(うりゅう)」(彦根市京町3)がオープンして、11月29日で3カ月がたった。
店主の奥村さんは「彦根や湖北には、中華料理店に行けば担担麺やマーボー豆腐は食べられるが、専門店は少ない。もともと担担麺が好きでオリジナルのレシピを作り、専門店として開業した」と話す。
店内は、カウンター5席、テーブル2卓、座卓2卓を備える。メニューは、担担麺、マーボー豆腐をはじめ、パクチーや半熟卵の麺トッピング、ご飯物を用意。夜は、点心、一品もそろえる。
担担麺は「白ごま担担麺」(960円)、「黒ごま担担麺」(980円)、「汁なし坦坦麺白ごま」(960円)、「汁なし坦坦麺黒ごま」(980円)、「麻辣(マーラー)担担麺」(1,100円)。スープは、鶏ガラや香味野菜をベースに、自家焙煎(ばいせん)したゴマのペースト、八角や花椒(ホアジャオ)などの香辛料の香りを油に移してから唐辛子と合わせる自家製ラー油を使い、「家庭ではなかなか再現が難しい手間をかけている」という。
担担麺はストレートで中細の麺、汁なしはモチモチとした中太麺を合わせるなど、スープやタレとの絡みを計算して麺を使い分け、「担担麺の白ゴマはまろやかで、黒ゴマはすっきりとした味わい」だという。辛さを「控え目」「普通」「辛め」から選べる。ランチタイムには、麺類注文客へ「小ライス」も提供。
マーボー豆腐は、「麻婆豆腐定食」(1,200円)、「麻婆豆腐」(900円)、「麻婆麺」(980円)、「チーズ麻婆麺」(1,150円)。マーボー豆腐は、四川風でありながら、自家製ラー油のほかにも、エスニック料理やカレーにも使われるスパイスを加え、「辛さの中にもコクや甘みが感じられる」ようにする。「チーズ麻婆麺」はチーズで辛みをマイルドにし、若年層や女性客も親しみやすいよう工夫する。
奥村さんは「担担麺や辛いものが好きな人も多く、リピーターも増えてきた。意外と幅広い世代の人が来てくれている」と話す。今後は、お客さまのニーズに合わせ、限定メニューの提供なども予定している。「専門店ならではの手間暇かけた風味を楽しみに来てもらえれば」と呼びかける。
営業時間は、11時~14時30分、17時~21時30分(ラストオーダー)、日曜は11時~14時30分(ラストオーダー)。水曜定休。