彦根の天満宮北野神社(彦根市馬場)で1月9日・10日、商売繁盛や家内安全などを願う「十日戎(えびす)」が行われ、餅まきなどの神事に多くの参拝客が訪れた。
十日戎は、かつては主に商売繁盛を願う祭りとして親しまれていたが、近年は家内安全や、家庭・仕事に福を招く「開運招福」を願う姿が多く見られるという。9日の「宵ゑびす」では、宮司や11人の「福娘」、奉賛会役員らが大きな福笹(ふくざさ)を奉納した。
続いて行われた餅つき神事には、福娘や彦根銀座商店街のキャラクター「ゑびすくん」が登場。例年参加しているゑびすくんは、慣れた手つきで福娘たちと餅をついた。福娘として初めて参加した河野紀乃さんは「きねが重くて大変だったが、楽しかった。おいしい餅になれば」と笑顔を見せた。
両日は1日4回、来場者に向けた餅まきも実施。奉賛会役員や福娘らが能舞台から餅をまくと、集まった子どもたちが「ちょうだい」と元気に手を伸ばした。市内から家族と訪れた西村悠都くんは「12個くらい取れた」と満足げな表情。妹の美音ちゃんは「4個くらい取れた。うれしかった」と声を弾ませた。
境内では甘酒やお神酒の接待、屋台の出店もあり、終始にぎわいを見せていた。