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彦根で「大かっぱまつり」 映画とトークでヤングケアラーへの理解呼びかけ

イベントを紹介する(左から)県立大学生の前田友晴さんと南幸一さん

イベントを紹介する(左から)県立大学生の前田友晴さんと南幸一さん

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 家族の介護や世話を担う「ヤングケアラー」への理解を広げようと、彦根を拠点に活動するNPO法人「芹川の河童(かっぱ)」が2月28日、「プロシードアリーナHIKONE」(彦根市小泉町)で「大かっぱまつり 子ども若者ケアラー映画会とトークショー」を開く。

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 昨年3月と12月に続く3回目の開催で、当事者や関係者の声を通じて地域で支える仕組みづくりを考える。

 ヤングケアラーは、病気や障害のある家族、高齢の祖父母らの世話や家事、きょうだいのケアなどを日常的に担う子どもや若者を指す。学業や友人関係に影響が及ぶケースもあるが、家庭内の問題として表面化しにくい現状がある。同NPOはこれまで相談支援や居場所づくりに取り組み、当事者同士が語り合える場を設けてきた。

 今回は2部構成。第1部では、ヤングケアラーをテーマにした映画「猫と私と、もう一人のネコ」を上映する。突然、ヤングケアラーになった女子高生と、そばにいた猫の物語で、社会問題にもなっているヤングケアラーを題材にしたストーリー。

 第2部はトークショー。メガホンを取った祝大輔監督や立命館大学の斉藤真緒教授のほか、当事者として登壇する前田友晴さんと南幸一さん(いずれも滋賀県立大学4年)が思いを語る。

 前田さんは4歳上の兄に障害がある「きょうだい児」として育った経験を持つ。南さんはフィリピン国籍の母親と子ども時代を過ごしてきた。言葉や文化の違いの中で家族を支えてきた体験を持ち、外国ルーツの家庭が抱える課題にも光を当てる。それぞれ異なる背景を持つ2人が、自身の歩みや今後の展望を率直に語り合う予定。

 会場ではポップコーンやジュースを販売するほか、子どもや若者が気軽に立ち寄れる「みんなの駄菓子屋」を開設。同NPOは「ヤングケアラーについて身近に感じていただき、トークショーを通じてより深く知ることができる貴重な機会」と来場を呼びかける。

  開催時間は14時~17時。入場無料。

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