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彦根・玄宮楽々園の高橋、架け替え完了 CF支援者招き渡り初め

新しくなった玄宮楽々園の「高橋」

新しくなった玄宮楽々園の「高橋」

 彦根の玄宮楽々園(彦根市金亀町)内にある「高橋(たかばし)」の架け替え工事が完了し、4月1日に渡り初め式が行われた。

「高橋」の前で行われたテープカット

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 老朽化した橋を次世代へ引き継ごうと行われた改修で、費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募り、全国から約1,500万円が集まった。歴史的景観を支える象徴的な橋の再生に、多くの人の思いが寄せられた。

 高橋は、江戸時代に整備された玄宮楽々園内の9つの橋の一つで、園内の中心的な建物である鳳翔台(ほうおうだい)へとつながる重要な橋。前回の修復から約40年が経過し、橋脚や梁(はり)、手すり、床板など主要部材の劣化が進んでいたため、昨年11月末から本格的な架け替え工事が進められていた。

 総事業費は3,434万円。このうち大きな支えとなったのがCFで、目標を上回る約1,500万円が集まり、文化財保全への関心の高さを示した。工事では歴史的景観との調和を重視しながら、耐久性の向上にも配慮して部材を更新した。

 渡り初め式には、施工を担当した克建の鳰克宏社長、設計を手がけた京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センターの仲隆裕所長のほか、CFの支援者約10人が出席した。田島一成市長は「目標額を上回る額の支援を頂き、高橋を次の世代に引き継ぐことができた」とあいさつで述べた。

 テープカットには、市長や鳰社長、仲所長のほか、支援者を代表し、ひこにゃんとのじゃんけんで勝った小室文相さん(茨城県ひたちなか市)が参加。その後、参加者全員で新しくなった高橋を渡り初めし、木の香りが残る橋の感触を確かめながら完成を祝った。

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