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彦根エコーオーケストラが定期演奏会 彦根ゆかりの音楽家が彦根に集結 

彦根エコーオーケストラ

彦根エコーオーケストラ

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 彦根出身者や彦根にゆかりのあるプロ演奏家が集う「彦根エコーオーケストラ」が4月28日、ひこね市文化プラザエコーホールで「第24回彦根エコーオーケストラ定期演奏会」を開催する。

(左から)フルート奏者で副代表の井伊亮子さんとバイオリニストの足木かよさん

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 同オーケストラは1997(平成9)年、ひこね市文化プラザの開館を記念し、彦根にゆかりのある音楽家により結成。演奏会の舞台となるエコーホールにちなんで「彦根エコーオーケストラ」と名付けられた。

 普段は国内外のオーケストラでそれぞれ活躍するメンバーが年に一度、彦根に集まり、本格的なクラシック音楽を披露する。演奏会の前後には「楽器なんでも相談室」と銘打ち、地元の子どもたちを対象に直接、音楽指導を行っている。協賛金を集め、プロのオーケストラによる年1回の公演と次世代育成を25年以上継続しているのは、滋賀県では同オーケストラのみとなる。

 今回の演奏会では、東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター・戸澤哲夫さんがコンサートマスターを務める。演奏家は、地元彦根のほか、京都、大阪、名古屋、東京、千葉、ドイツから25人が集結。小中学生の時に、「楽器なんでも相談室」で指導を受けその後プロの演奏家になり、エコーオーケストラに参加する演奏家もいる。

 曲目はモーツァルトの「交響曲第38番 ニ長調『プラハ』」「ホルン協奏曲第1番 ニ長調」、ハイドンの「交響曲第90番 ハ長調」。ホルン協奏曲では、モーツァルト時代の楽器「ナチュラルホルン」で演奏し、その音色の魅力を伝える。ホルン奏者で代表の大森啓史さんによる「ナチュラルホルン」での協奏曲を聴ける機会は少なく貴重な機会だという。

 フルート奏者で同団体副代表の井伊亮子さんは「演奏家の腕は一流。ここ地元『彦根』で質の高い演奏をお届けする。皆さんにお越しいただいて楽しんでほしい」と笑顔を見せる。「当時小さかった子どもたちが、音楽指導を受け音楽の道を歩みプロになり、エコーオーケストラに戻ってきてくれるのは感慨深い。これからもこのような活動を続けていければ」とも。バイオリニストの足木かよさんは「子どもの時に受けた指導が今につながり、プロとして活動している。次世代の子どもたちにも音楽の素晴らしさを感じてほしい。彦根の方はもちろん、ほかの地域からも、ぜひお越しいただければ」と呼びかける。

 18時開場、19時開演。チケットは、一般=3,000円、大学生以下=1,500円。ひこね市文化プラザチケットセンター、ビバシティ平和堂で扱う。

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