滋賀大学生と同大近隣住民が一緒に彦根城をウオーキングする「滋賀大学歩こう会」が3月29日、開催された。主催は同大サステナビリティ研究会。
当日は、同大周辺地域の馬場、城町の住民28人が参加。大学生と一緒に桜が見頃の彦根城周辺をウオーキングした。3班に分かれ、班ごとのペースで桜がきれいに咲き誇る彦根城周辺を歩き、参加者からは「きれい」の声が上がった。各班では普段の話や昔の話など会話が弾み、学生たちといろいろな話をして楽しむ参加者の姿が見られた。
参加者の一人は「若い人と話す機会はあまりないが、こうやって学生と話す機会ができてとても楽しい」と声を弾ませた。「このような会があるのは知らなかったが、急きょ参加させてもらった。いろいろ話ができて楽しい。参加して良かった」との声も聞かれた。
滋賀大学に戻り学内の食堂で昼食を取った後、学内を散策したり、ゲームをしたりして学生と参加者の交流を深めた。学内散策では、学生たちがあらかじめ滋賀大学にまつわる豆知識をまとめ、参加者に伝える様子が見られた。
同大2回生の井上可菜さんは「参加者の方が楽しんでくださり、やりがいを感じた。私自身も話しながら散歩することでリフレッシュできた。散歩の距離やルートで安全面の配慮が不十分だったこともあり、不安な気持ちだった場面もあったが、最後に参加者の方々に『ありがとう』と言ってもらえて温かい気持ちになった」と振り返る。「今回の反省を生かして、学生では不十分なところを地域の方々に補ってもらいながら、次回の準備をしていきたい」とも。