東近江の「ことうヘムスロイド村」(東近江市平柳568)が今年で開村30周年を迎えた。
森林資源を生かした木工産業が盛んで、「ヘムスロイド(家庭の手工芸)運動」を興し、文化人を多く生み出した旧湖東町の姉妹都市スウェーデン・レトビック市をモデルとして、1992(平成4)年に同村が開村。村内で作家がものづくり活動を始めた。「ヘムスロイド」とはスウェーデン語で「手工芸」を意味する。毎年5月には「ヘムスロイドの杜まつり」を開催。県内外から多くの作家が参加し、陶器やガラス工芸作品などを販売する。
開村30周年を記念して4月30日~8月28日、「西堀榮三郎記念探検の殿堂」2階(横溝町)で企画展「ヘムスロイドのある暮らし」を開催。ヘムスロイド村で活動している作家の作品を展示するほか、ワークショップなどのイベントを予定する。
角川咲江館長は「ヘムスロイドの歴史や、ものづくりについてたくさんの方に知っていただける機会になれば。」と呼びかける。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分)。会期中は月曜・火曜・祝日休館。入館料は、大人=300円、小中学生=150円ほか。