旧彦根ビューホテル(彦根市松原町)を改装し、「蒼の湖邸BIWAFRONT HIKONE(ビワフロント彦根)」が8月20日、オープンする。ホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)の木下学社長らが4月25日、彦根市役所で発表した。
敷地面積は3万9508平方メートル、延べ床面積1万1437平方メートル。10階建ての本館にあった80室を38室にし、2階~9階に定員2人~6人の広々とした客室を整備。琵琶湖の眺望を楽しんでもらうためフロントを10階に設ける。1階はロビーやキッズコーナーなどになる。22室あった旧コテージを、定員3人~7人の12室のグランピング施設にリニューアルし、うち9室を愛犬と宿泊できるドッグフレンドリールームにする。
地下約1500メートルから湧き出た温泉を「びわ湖松原温泉」と名付け、1階に露天と内湯の大浴場を設ける。併せて、ホテルとグランピング施設の客室計50室のうち22室(ホテル16室、グランピング施設6室)を露天風呂付きにする。温泉は炭酸水素塩泉で、冷え性や疲労回復、健康増進に効果があるという。
ホテルニューアワジは淡路島、神戸、京都などで旅館やホテルなどを経営。ビワフロント彦根が17館目となる。木下社長は「ホテルは素晴らしい立地にあり、客室や風呂から琵琶湖や対岸の景色を眺めながら、心と体を癒やしてほしい」と利用を呼びかける。