彦根のアクセサリー作家・門脇好美さんが、7月13日~16日にフランスのパリで開かれる「ジャパンエキスポパリ2023」に出展する。
シングルマザーとして高校1年生と20歳の子どもを育てている門脇さん。平日はフルタイムで働き、夜中や早朝に創作活動を行い、休日に各地で出店する生活を続けている。アクセサリー作家としての活動を始めて8年目。レジン液を使って、日本の美しい四季を感じてもらえるような花やフルーツなどの形のアクセサリーを作り、京阪神を中心にクリエーターズマーケットやマルシェなどに出品してきた。
門脇さんのインスタグラムを見たジャパンエキスポのオフィシャルスポンサーを務める一般社団法人「ジャパンプロモーション」担当者から、出展の声がかかった。子どもたちの学費などがかかる中、当初は渡航費の支払いなどが難しいとパリ行きを諦めていたが、作家仲間や友人たちの応援を受け「行かないと一生後悔する」と奮い立ち、パリ行きを決意した。現在、クラウドファンディングで渡航費などの支援を呼びかけている。
門脇さんは「子育てと仕事の合間に、アクセサリー作家として大きな舞台で出展するという夢を諦めずコツコツと取り組んできた。今までの苦労が今回の出品につながったのだと思うと、大変なこともたくさんあったが、諦めなくて良かった」と振り返る。
パリに約500点を持参する。2人の子どもも連れて行き、現地でアクセサリーを作るワークショップも予定する。「今回の夢の挑戦がシングルマザーや、自分のやりたいことを諦めている母親の皆さんに、夢や希望を与えられれば」と笑顔を見せる。
クラウドファンディングは5月31日まで、「キャンプファイヤー」で支援を呼びかける。