彦根城のお堀で飼育している、つがいのコブハクチョウのひなが誕生し、元気よく泳ぐ姿が市民や観光客を楽しませている。
3月下旬ごろ、卵を温めている白鳥の姿を運営管理センターの職員が確認。その後、5月17日ごろから卵がふ化し、現在7羽のひなが確認されている。灰色のふわふわした毛に覆われたひなは、親鳥について内堀を元気に泳いでいる。現在、ひなの体長は10~15センチほどで、半年ほどで親鳥くらいの大きさに成長する。
ひなは3年連続で誕生。外敵などに襲われて成長できない年も多く、今年は昨年生まれたひなのうち、1羽が成長し無事に親鳥から巣立った。ひなを見に来た地元の女性は「とてもかわいらしくて、癒やされる。無事にみんな大きくなれば」と目を細める。