工芸作家のテントが並ぶ「2023アートフェスタ勝負市」が6月10日・11日、花しょうぶ通り商店街(彦根市河原)で開催される。
2000(平成12)年に始まり、コロナ禍のため開催できない年もあったが、今年で22回目となる同イベント。昨年秋に規模を縮小し開催したが、今年は通常開催となる。滋賀大学、滋賀県立大学、聖泉大学の学生や市民団体と共にイベントを企画・運営している。今年のテーマは「再興」。「コロナ禍が明けて、みんなで一丸となり再び勢いづかせていこう」という決意を込める。
当日は、江戸時代から続く古い街並みの商店街約450メートルに、陶器やアクセサリー、革小物などオリジナルの作品を作る工芸作家のテントが約60張りが並ぶ。作家は全国から参加する。
「プロの食卓ブース」には、「美味多彩蔵」「2nd BOOZE」「中国料理招禄」「サロンバーシスル」「花笑家」「藝(げい)やカフェ」「エイトヒルズデリカテッセン」「ラーメンにっこう」の8店舗が出店し、オリジナル料理を提供する。
「彦根りんごの小さな公園」では「こども広場」と銘打ち、子ども向けのワークショップなどを開催。クミノ工房の木組みの積み木「KUMINO」を楽しんだり、花しょうぶ通り商店街のキャラクターの「いしだみつにゃん、おおたににゃんぶ、しまさこにゃん」と遊んだり、ヤギやリクガメと触れ合えたりする。
特設ステージでは、「島※」「I&D」「星空スイミー」「pop-uo-note」のライブを行い、抽選ブースには学生による模擬店も出店。商店街の店舗では特別メニューを提供する。
実行委員の和田一繁さんは「毎回、作家のファンや特徴ある店が並ぶのを楽しみに多くの人が訪れる。最近は店頭で店主から直接買うことが減ったが、商店街では『対面』で売買するのが基本。このイベントで、作家や店主との『対面』でのコミュニケーションも楽しみながら、戦利品を手に入れてもらったり、おいしいものを食べてもらったりすれば」と呼びかける。
開催時間は、10日=13時~17時、11日=10時~17時。