だしで食べる揚げたて天丼「海鮮天ぷら 紬屋」(豊郷町安食西)がオープンして、6月5日で3周年を迎えた。経営はホテル「くらま」。
揚げたての天ぷらを朝一番に取る一番だしを使っただしと共に提供する同店。レストランとしてオープン準備を進めていた頃、新型コロナ感染症が流行。飲食店は休業などの対応に追われ、同店もレストランからテイクアウト店に業態を変えてオープンした。
店長の清水さんは「オープンしたのはいいものの、コロナの対応に追われて大変だった」と振り返る。「どこの飲食店もそうだったが、どうすればお客さまに提供できるのか工夫の連続だった。店の運営とコロナ対策とで悩むことが多かったが、学ぶことも多かった」と話す。現在は、レストランとテイクアウトで店を運営している。
今年入社した厨房担当の山口さんは、「すし屋で約10年経験を積んだ。今後は、魚の知識や仕入のルートを活用し海鮮にも力を入れていきたい」と抱負を語る。清水さんは「手探りでやってきた3年で学んだことを生かして、4年目からはもう一回り成長できるよう、いろいろとやってみたい。得意の天ぷらに、さらに充実した海鮮メニューを追加するなどしてメニューも刷新し、より深いサービスを提供できる店を目指す」と意気込みを見せる。
メニューは、紬特上天丼(970円)、こだわり海鮮天丼(1,070円)などの天丼や、かつ丼などの丼物に加え、紬屋ミニ海鮮御膳(1,390円)、うな丼(980円)など新メニューも用意する。
営業時間は11時~14時、16時30分~20時(水曜は11時~14時のみ)。木曜定休。