つるし焼き豚とシューマイのテイクアウト専門店「彦根工房」(彦根市平田町)が6月5日、ベルロード沿いにオープンした。
同店の「つるし焼き豚」は、軟らかい肉質が特徴の高知県のブランド豚「四万十ポーク」を使用。自家製のタレにブロック肉を2日間漬け込み、焼き窯の中でつり下げた状態にして、炭火で2~3時間かけてじっくりと焼き上げる。「シウマイ」は、粗びきにした四万十ポークにみじん切りにした野菜とシューマイ用のオリジナルの調味料を混ぜた後、一日寝かせた餡(あん)を、シューマイ専用に作っている「皮」で包み蒸す。肉のうまみを、より感じられるよう肉が多い餡になっている。
客は無人のセルフレジで注文、会計する。出来たてを味わえるよう、注文が入ってから店内の厨房で焼き豚をカットし、シューマイを蒸し上げる。
店主の松野さんは「いろいろな豚肉を食べ、試作を重ねた。『四万十ポーク』は脂の質がよく、全体的にバランスがいい。四万十ポークの良さを感じられるように味付けを工夫し試行錯誤を繰り返した。今も日々の微調整は欠かせない」と話す。「自分が食べたいと思う料理を扱うテイクアウト店を目指し、準備を進めていた。肉や調味料など全てにこだわりを持って作っている。おかずにも、お酒のあてにもなるので、皆さんでぜひ食べてみてほしい」と自信を見せる。
メニューは、炭火焼き豚(900円~)、シウマイ(900円~)、焼き豚、シューマイ、煮卵、付け合わせ(日替わり)、ご飯が付いた工房弁当(900円)などを用意。今後、オリジナルのメニューを増やしていく予定。
営業時間は10時~16時。定休日はインスタグラムで知らせる。