8色のミニトマトが栽培されている彦根市南三ツ谷町のビニールハウスで6月21日、収穫体験イベントが行われた。主催はJA東びわこ(彦根市川瀬馬場町)。
地元農家・田附隆司さんが管理するビニールハウスでは、赤、黄、オレンジ、紫、茶、白、緑、ピンクの計8種類のミニトマトが育っている。
今年は5月20日に収穫を始め、8月初めまで収穫する予定だが、田附さんは昨年、腰を手術したため体が万全ではない状態。ほかの農家でも高齢化などによって収穫シーズンの労力不足が社会問題化している。こうしたことを背景に、JA東びわこが、労力不足の解消に向けた試みと、消費者が生産現場を知る機会にもつながることから、「なないろトマトの収穫体験」と名付け同企画を初めて企画した。
当日は彦根市内外の3組6人が参加。田附さんが完熟したミニトマトの見分け方や収穫の仕方を伝えた後、バケツに好きな色のミニトマトを収穫していった。
田附さんは「一日の収穫体験でかなりの労力の助けになる。今後もトウモロコシやキュウリなどの収穫体験も検討したい」と話す。