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彦根梨の人気品種「豊水」 収穫最盛期迎える 

生産者で彦根梨生産組合組合長の奥田弘隆さん

生産者で彦根梨生産組合組合長の奥田弘隆さん

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 彦根市の特産品「彦根梨(ひこねなし)」の品種の一つの「豊水(ほうすい)」の収穫が現在、最盛期を迎えている。

「豊水」を収穫する奥田さん。梨の状態を確認しながら一つ一つ丁寧に収穫する。=彦根梨

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 彦根梨は現在、彦根市石寺町で18戸の農家が栽培。樹上で完熟させて収穫するため甘味が強いのが特徴。収穫後、光センサーとカメラセンサーの選果機に通し厳正な基準を満たしたものだけが「彦根梨」として販売される。豊水は他の品種に比べて「酸味と甘みのバランスが良く果汁が豊かで形が大きいのが特徴」だという。毎年「彦根梨」を求めて県内外から多くの客が買いに訪れる。

 彦根梨生産組合組合長の奥田弘隆さんは「当初は水不足で心配だったが、病気の被害や内部障害も少なく栽培できる。少し小ぶりだが日照時間の長さのおかげで甘さは例年以上に仕上がっている」と話す。奥田さんは現在60アールの畑で梨を栽培し、そのうち30アールで豊水を栽培。梨の色を確認しながら一つ一つ丁寧に収穫する。「わが子のように大切に育てた梨、収穫するときは感謝の気持ちを込めながら収穫する」と奥田さん。収穫作業は9月下旬までを見込んでいる。

 奥田さんは「自分たちのプライドを懸けて大事に育てた安心安全な梨を、いろいろな過程を経て皆さんにお届けしている。旬でおいしい梨を、ぜひ大勢の人に食べてほしい」と呼びかける。

 収穫した梨はJA東びわこ直売所で販売。販売時間などはJA東びわこ公式ホームページで確認できる。

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