自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売する「シツジ珈琲(コーヒー)」(彦根市本町1)が10月1日、彦根・四番町スクエアにオープンした。
「パパとママにおいしいコーヒーをいれてあげよう」がコンセプトの同店。販売している、ハンドドリップに必要な道具は、子どもが扱えるような大きさのものを中心に、同店でも実際に使っている道具をそろえる。豆は生豆を店内で焙煎し、「手頃な価格の豆からスペシャルな豆まで」をそろえる。生豆は100グラム756円~。
「大人だけではなく、子どもたちも一緒にコーヒーを楽しめるような店を開きたいと思っていた」という店主の加藤寛理さん。「スペシャルティコーヒーはもちろんおいしいが、息子や娘が自分のためにいれてくれたコーヒーは世界一おいしいと感じると思う。子どもでもおいしくドリップできるよう、扱いやすい道具や手順を提供する。コーヒーを親子で一緒に楽しめるような文化が根付くようにしたい」と話す。
コーヒー豆をブレンドする際は、食事やスイーツとの相性も考慮してブレンド。店頭を訪れる客には、話を聞きながら希望に合った豆を選ぶ。日替わりで豆が替わるテイクアウトのコーヒーも提供する。
加藤さんは「子どもたちの健やかな成長を、コーヒーを通して応援したい。親子で一緒にコーヒーを楽しめるような手助けができる店になれれば」と話す。「もちろん大人やコーヒー好きな人が納得できるような豆を焙煎している。気軽に立ち寄って試していただければ」とも。
営業時間は10時~18時。