「新春書き初め教室」が1月6日、愛荘町歴史文化博物館(愛荘町松尾寺)で行われ、町内の園児から中学生まで約40人が参加した。
「町内の子どもたちに博物館に来てもらうきっかけにしたい」「書道文化を伝え継承していきたい」という思いの下、1994(平成6)年に始まった同イベント。町の合併後の2006(平成18)年以降は開催が途絶えていたが、今回、18年ぶりに再開した。
参加した子どもたちは「お正月」「たつ」など正月にちなんだ言葉や、「大きい」など新しい年に向けての希望や抱負を講師の指導の下、文字のバランスや「とめ」「はね」に注意しながら書き上げた。
愛荘町で書道教室を運営する講師の小林由喜枝さんは「子どもたちのパワーを感じることができた。一人でも多くの子どもが書道に興味を持ってくれれば。書道を継承するためにこれからも続けていきたい」と話す。
参加した小学1年の男児は「新年の抱負を書いた。筆を使って書くのは難しいが上手に書けてうれしい」と笑顔を見せた。
参加者の作品は1月10日~2月11日、同館企画展示室で展示する。町内書道教室受講生の作品も併せて展示する。