滋賀県初となるイチゴのオリジナル品種「みおしずく」の収穫が最盛期を迎えた。
「みおしずく」は滋賀県が約5年の歳月をかけて開発した初めてのイチゴのオリジナル品種で、今シーズン、本格栽培がスタート。適度な酸味と甘さのバランスが良く、大粒で明るい赤色の見た目が特徴だという。現在JA東びわこイチゴ部会では、部会員26人のうち10戸が1万7000株の作付けに取り組み、5月までに約3万パックの出荷を見込む。
部会長の中島加代子さんは「味、匂い、見た目共、上々な出来に仕上がっている」と自信を見せる。中島さんは現在約3000株の「みおしずく」を栽培。イチゴの色や形を見て一つ一つ丁寧に収穫する。「イチゴは繊細で害虫や病気に弱いので常に気を付けている。わが子のように大切に育てている」と話す。収穫は6月ごろまで。
中島さんは「東京のデパートに自分の育てたイチゴが並んでいるのを自分の目で見てみたい。滋賀県のブランドイチゴをぜひ、たくさんの人に食べていただければ」と呼びかける。
収穫した「みおしずく」は県内量販店やJA直売所で販売する。