プロジェクトチームSOS47「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」による啓発活動の一環としてのダンス体験会が1月13日、「プロシードアリーナHIKONE」(彦根市小泉町)で行われた。
ダンス体験会では、松本さん、中務さんの優しい声がけで、楽しそうにステップを踏む参加者の姿見られた
「SOS47」は、特殊詐欺の被害を食い止めようと、歌手で俳優の杉良太郎さんの呼びかけで集まった著名人で結成されたプロジェクトチーム。オレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を伝える啓発活動を行っている。
ダンス体験会には市内在住・在学の小学5年から高校生まで約200人が参加。EXILEの松本利夫さんとGENERATIONSの中務裕太さんが、EXILEの「Rising Sun」の振り付けを指導した。子どもたちはステップや体の動かし方のコツを教わり、一生懸命に体を動かす様子が見られた。最後は曲に合わせて全員でダンスを行った。松本さんは「踊り終わった後の皆さんのすがすがしい顔を見られてうれしい。パワーをもらえた」と話す。
ダンス体験後は杉良太郎さんが登壇し、松本さん、中務さんと共に特殊詐欺の危険性などについて訴えた。杉さんは子どもたちに「一度でも闇バイトをしてしまうと戻れなくなる。知らないうちに詐欺に加担してしまわないように気を付けて生活してほしい」と語りかけた。
参加した中学3年生の女子生徒は「ダンスは楽しく踊ることができた。松本さんと中務さんにダンスを教えてもらえるという貴重な体験ができてうれしい。特殊犯罪についても学ぶことができ有意義な時間を過ごすことができた」と振り返る。
杉さんは「まずはみんなが健康で過ごせるのが一番。体を動かして元気に過ごしてほしい」と呼びかけ、「最近ではネットで誘われて、知らない間に詐欺師の片棒を担いでしまうことがある。決して話に乗らないでいてほしい」と特殊詐欺への注意喚起を強く訴えた。