彦根城が7月16日、期間限定で夜間特別公開を始めた。

井伊家の家紋「彦根橘」が天秤櫓にうつしだされる

　通常は17時までの開場だが、期間中は18時から入場できる。400年前の彦根城の雰囲気を体験できるよう、あえて明かりはつけていない。公開エリアは、天秤櫓、太鼓門櫓、天守前広場、西の丸。

　7月1日～31日は、「社会を明るくする運動」のシンボルカラーのイエローで彦根城をライトアップ。16日の夜間特別公開初日は、イエローにライトアップされた彦根城の様子をカメラに収めようと、カメラを構える子どもたちの姿も見られた。同日、散歩する「ひこにゃん」も入場者の目を楽しませた。

　彦根城運営管理センターの宮川敏明所長は「昼の雰囲気とは違った夜の彦根城を体験してほしい。あえて明かりをつけておらず足元が暗いので、懐中電灯などを持参して、足元に気をつけて楽しんでもらえれば」と呼びかける。

　今後の夜間公開は7月23日・30日　8月6日・12日・13日・20日の18時～20時30分（最終入場は20時）。入場料は、大人＝600円、小中学生＝200円。天守入場は事前予約が必要。「ひこにゃん」夜の「お散歩」は天守前広場で期間中の土曜19時45分～20時。（荒天時中止）