電車に乗りながら滋賀県内各所の蔵元の日本酒が飲める「近江の地酒電車」(=彦根駅発着)の運行を1月27日、近江鉄道が始める。
車内の様子=近江の地酒電車 電車に乗りながら、地酒が楽しめる。(1月17日プレイベントでの様子)
「近江の地酒電車」は近江鉄道沿線を中心にした蔵元が醸造した地酒を、走行する車内で飲める恒例イベント。8回目となる今年は11の蔵元の純米酒と日替わりで1蔵元の大吟醸が飲め、滋賀の特産料理が入った弁当が味わえる「通常運行」のほか、「プレミアム運行」を用意した。
通常運行では、滋賀の特産料理20種類を、それぞれ区分けしたマスに入れた弁当を提供。地酒は最初に12個のコップに入った純米酒11種類と大吟醸1種類を試飲した後、気に入った銘柄の酒をお代わりできる。
通常運行のコースは、彦根駅15時49分発→八日市駅(折り返し・休憩)→五箇荘駅(休憩)→尼子駅(休憩)、彦根駅17時53分着。
プレミアム運行では、通常運行用の弁当に、ビワマスの姿焼きや地元で採れた野菜を使った天ぷらなどが入った弁当とフルーツの盛り合わせが付く。運行時間も通常運行より1時間長く、11蔵元の純米酒と大吟醸の計22種類から好きな酒が飲め、車内で蔵元によるおもてなしサービスも受けられる。オリジナルラベルの2合瓶を進呈するほか、沿線市町の特産品が当たる抽選会もある。
プレミアム運行のコースは、彦根駅15時8分発→八日市駅(休憩)→近江八幡駅(折り返し・休憩)→五箇荘駅(休憩)→彦根駅18時17分着。
いずれのコースも、事前予約制で「焼きさばずし」「助六ずし」「うなぎ押しずし」「湖のくに生チーズケーキ」をオプション販売する。
近江鉄道鉄道営業課の伊藤大介さんは「今回は『プレミアム運行』も新たに登場し、弁当の内容や酒の種類をリニューアルした。より『滋賀の名産』が楽しめる内容になっている。一日乗車券が付いているので、近江鉄道沿線で観光を楽しんでいただいた後、地酒電車で滋賀の銘酒や料理を楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
地酒電車の運行は3月3日までの土曜・日曜・祝日。プレミアム運行は2月23日~25日の3日間。料金は、通常運行=7,500円、プレミアム運行=1万5,000円。申し込みは乗車7日前までに近江トラベルの予約センター、彦根・近江八幡・守山支店、ホームページ「近江の地酒電車2024」で受け付ける。