スーパーマーケット事業を手がける「パリヤ」(彦根市長曽根南町)が2月28日、飲料の代金の一部が犯罪被害者の支援に使われる自動販売機(以下、自販機)をスーパーマーケット「パリヤ」(長曽根南)に設置し、除幕式を開いた。
除幕式の様子。自動販売機の前で感謝状を受け取るパリヤの大塚恵昭社長(右)
設置したのは、犯罪を受けた被害者の支援活動のための資金に売り上げの一部を寄付する支援型自販機。自販機の飲料1本につき3円ずつが、犯罪や交通事故の被害者の裁判費用や心のケアなどの支援活動をしている「おうみ犯罪被害者支援センター」(大津市)に寄付される。
同センターの趣旨に賛同したパリヤは、自販機の更新時期に合わせて5台を支援型のものに変更。支援型の自販機は今回のパリヤを含めて、企業や警察署など県内51カ所に計83台が設置されている。
パリヤ執行役員の大塚亮平さんは「支援型自販機の存在を通して、おうみ犯罪被害者支援センターの取り組みを知ってもらえれば。企業にもセンターの取り組みを知ってもらうきっかけになり、県内での設置台数が増えることを願う」と話す。