「能登カキ」を提供する出張カキ小屋「JSL牡蠣(かき)小屋だるま」が3月15日、イオンタウン彦根(彦根市古沢町)の駐車場に期間限定でオープンした。売り上げの一部を能登の震災復興支援金として寄付する。
能登カキ=「JSL 牡蠣(かき)小屋だるま」イオンタウン彦根に出店
石川県の七尾湾から直送される「能登カキ」を中心に、ホタテやハマグリなどの海産物をバーベキュースタイルで楽しめる同店。2018(平成30)年から「能登カキ」を広め石川県を盛り上げようと、期間限定で各地を回り出店している。
今回、能登半島地震の復興支援として、売り上げの2%と店内に設置する募金箱に集まった寄付金を、石川県の七尾市と穴水町へ寄付する。
同店は能登のカキ生産者5社からカキを仕入れていたが、津波の影響によりカキ棚が流されるなどして、現在は1社からしか仕入れることができない。もともと気候の影響などもありカキの生産数が減少しており、さらに震災の影響で提供できる数に限りがあるという。「生産者はカキ棚だけではなく自宅も被害を受け再建に向け頑張っている。大変な中、カキを提供してもらえた。出店することで、少しでも、生産者や被災された方の力になれれば」と店を経営する「J-Soul(ジェイ・ソウル)」(名古屋市中区)社長の疋田匡さんは話す。
テントには10テーブル(40席)を用意。コンロやトング、軍手などのバーベキューセット(300円)を使い、好きなメニューを自分で焼いて食べる。
能登カキは、1キロ=1,500円、2キロ=2,900円、バケツ盛り(18~20個)=4,900円、ヤカン蒸し(10個)=2,800円。ホタテ=600円、サザエ・ハマグリ・タコ串=500円、イカ串=600円、赤エビ=400円などの海鮮類や、しし肉入りソーセージ、カキフライ(3個)、アジフライ、ビール、熱かん、ソフトドリンクなども提供する。
疋田さんは「『能登カキ』は小粒だが、肉厚で濃厚な風味が特徴。ぜひお越しいただければ」と呼びかける。
営業時間は、11時~14時、17時~21時(土曜・日曜は11時~21時)。3月31日まで。