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彦根にアパレルショップ「NOWON」 立ち飲みカフェ&バー併設

「NOWON」店長で「よすが」社長の田中孝史さん。店名の「NOWON」は「今がどんな気分であっても、今日、今のこの気分を楽しもう」という思いを込める

「NOWON」店長で「よすが」社長の田中孝史さん。店名の「NOWON」は「今がどんな気分であっても、今日、今のこの気分を楽しもう」という思いを込める

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 立ち飲みカフェ&バーを併設するアパレルショップ「NOWON(ナウオン)」(彦根市立花町)が3月16日、オープンした。経営は「よすが」(立花町)。

立ち飲みカフェ&バーのカウンタースペース=「NOWON」

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 作業療法士で働く傍ら市民団体「チームエンパワーメント」を主宰し、音楽で「介護・福祉をポジティブ」に発信している田中孝史さん、柿渋染職人として繊維会社で働き、長年東京のアパレルブランドで働いていた経験を持つ水谷真也さん、実家が「彦根仏壇」を製造し、伝統技法に子どもの頃から触れてきた経験とアパレルバイヤーとしての経験を持ち、「伝統技法と今をかけ合わせた新しいアイデアを提供する」という小川直人さんの3人が同店を経営する。伝統工芸、ストリートカルチャー、福祉をかけ合わせ、「彦根で新しい文化を発信する場所」を目指す。

 アパレルスペースにはオリジナルブランド「NOWON」の洋服を並べる。ジャンルはストリート。古着をリメイクしたもの、水谷さんが柿渋染をした糸や生地を使った洋服や小物、柿渋染の糸でコマ刺しゅうを施したTシャツ、柿渋染めをしたデニム、ジャケット、Tシャツやバッグなどをそろえる。「伝統的な技法とストリートファッションをかけ合わせて作るデザインが特徴」だという。

 カフェ&バーは、買い物客以外もフラッと立ち寄り、スタッフやほかの客とコミュニケーションが取りやすいよう、あえて立ち飲みスタイルにしている。コーヒーやソフトドリンクのほか、南山鉱泉所のジュースや夜にはアルコール類もそろえる。

 店内奥にはアトリエも併設し、今後はワークショップなども企画する。伝統工芸の制作体験ができたり、地域の人を中心に交流を深められたりするようなスペースを目指す。

 店長を務める田中さんは「自分たちのフリースタイルでの店舗運営に刺激を受けて、アパレルを彦根でやりたい人が集まって、彦根をアパレルの街にするのも面白い」と話す。「ストリートが好きな人も、アパレル目当てじゃない人も、フラッと来られるような、気軽に誰かとつながれるような場所になれれば」と意気込む。

 営業は土曜・日曜の11時~20時。

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