国宝彦根城の世界遺産登録を盛り上げようと、近江タクシー(彦根市大東町)が彦根市のキャラクター「ひこにゃん」や「わるにゃんこ将軍」を描いたラッピングタクシーを導入し、3月26日、彦根市役所で出発式を行った。
導入したラッピングタクシーは9台。井伊の赤備えをイメージした赤色の車体に、「ひこにゃん」「わるにゃんこ将軍」、近江鉄道のキャラクター「駅長がちゃこん」をボンネットやドアに描いた絵柄の異なる9台のラッピングタクシーがお披露目された。うち3台は軽の電気自動車で、軽EVタクシーの導入は滋賀県初。
出発式には、和田裕行市長や近江タクシーの磯谷淳社長、ひこにゃんの原作者もへろんさんらも出席。駅長がちゃこん、ひこにゃん、わるにゃんこ将軍も駆け付けた。
和田市長は「市内を走る広告塔として、彦根市を盛り上げてもらえれば」と期待を込める。磯谷社長は「観光客だけではなく、市内の人にも喜んでもらえれば」と話し、もへろんさんは「これからも創作を通して彦根を盛り上げられるよう協力したい」と述べた。