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愛荘、ハーティーセンター秦荘で日仏米の著名演奏家コンサート

チラシを手に愛荘町文化協会の職員らとゾラン・ヤコブチッチ(オンライン)さん

チラシを手に愛荘町文化協会の職員らとゾラン・ヤコブチッチ(オンライン)さん

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 日仏米の著名な演奏家4人を招くクラシックコンサート「フランスの至宝 ジェラール・プーレと仲間たち」が8月10日、多目的施設「ハーティーセンター秦荘」(愛荘町安孫子)大ホールで開かれる。

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 奏者は、ジェラール・プーレさん(バイオリン)、ゾラン・ヤコブチッチさん(ビオラ)、ハギワラ・ヤコブチッチ・アネットさん(チェロ)、佐藤勝重さん(ピアノ)。ベートーベンの「弦楽三重奏第4番ハ短調作品9-3」、ラベルの「バイオリンとチェロのためのソナタ」、ブラームスの「ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25」を演奏する。

 プーレさんはフランス芸術文化勲章の最高位コマンドールを叙勲したバイオリニスト。85歳を迎えた現在も現役で活躍している。11歳でパリ国立高等音楽院に入学し、2年後に首席卒業。18歳でパガニーニ国際コンクール優勝、パリ管弦楽団やフランス国立管弦楽団等のオーケストラとも共演した。パリ国立高等音楽院で長年教授を務め、退官後の2005(平成17)年から2009(平成21)年までは東京芸術大学の客員・招へい教授を務めた。現在は昭和音楽大学客員教授のほか、日本フォーレ協会の名誉会員でもある。

 ビオラ奏者のゾラン・ヤコブチッチさんはクロアチア出身。12歳でザグレブ国際コンクール優勝、ヨーロッパや日本、中国、米国でリサイタルやオーケストラの共演を果たす。現在は米国のインディアナ州立ボール大学の教授を務めている。

 ヤコブチッチさんの娘でチェロ奏者のハギワラ・ヤコブチッチ・アネットさんは曽祖父から四代続く音楽家の家庭で育った。バイオリンを3歳から、チェロを12歳から学び、17歳で米ニューイングランド音楽院に入学。現在はウィーンフィルアカデミーやベルリン大学ハンス・アイスラーに所属し、世界各地の演奏旅行に参加している。

 日本からはピアニストの佐藤勝重さんが参加。パリ国立高等音楽院やパリ・エコール・ノルマルを首席で卒業。全日本学生音楽コンクール全国大会優勝やSOFIA国際ピアノコンクール1位など国内外のコンクールに入賞。現在は東京・パリアンサンブルのメンバーのほか、桐朋学園音楽大学や昭和音楽大学で非常勤講師を務めている。

 主催する愛荘町文化協会の職員は「クラシック音楽の王道といえる偉大な作曲家たちが残した室内楽曲の醍醐味(だいごみ)を4人の演奏で楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。

 入場料は、高校生以上=前売り3,000円・当日3,500円、中学生以下=同500円・同700円。未就学児の入場不可。チケットは同施設、愛知川公民館、るーぶる愛知川、ひこね市文化プラザ、みずほ文化センター、八日市文化芸術会館などで扱う。

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