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「愛荘こどもの大学」開講 町全体をキャンパスに原体験通して「学び」提供

事務局のサーモンガレッジ代表の中尾晋さん。全日本サーモン協会の代表理事も務めるサーモンの専門家

事務局のサーモンガレッジ代表の中尾晋さん。全日本サーモン協会の代表理事も務めるサーモンの専門家

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 町内業者や起業家、外国人が講師となり、町内小学生に原体験を通して「学び」を提供する「愛荘こどもの大学」が8月2日、開講した。

8月2日の第1回目はNHK大津の猪崎リポーターによる「リポート講座」が行われた

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 事務局として主催するのは、愛荘町を拠点に地域活性化に取り組むサーモンガレッジ(愛荘町沓掛)社長で地域おこし協力隊としても活動する中尾晋さん。子どもたちに、親や学校の先生とは違う視点や専門知識を持つ大人と接し、フィールドワークなどの体験を通して、「自ら学び自ら考える力」を育むきっかけを提供したいと開講した。

 キャンパスは町全体。町内外の地域事業者や起業家、プロフェッショナルが講師となり、山や川、企業や町内施設などで、さまざまな探究学習を行う。

 講座は、町に滞在している外国人による「英語でカラオケにチャレンジ」、プログラミング講師による「プログラミング講座」、イラストレーターによる「プロから学ぶマンガ教室」、地元企業と共同で行うフィールドワークなど年間を通して40講座以上を予定する。

 中尾さんが、原体験を通した学びの場が大切だと考える理由の一つには、子どもの頃の自身の原体験があるという。「小学4年生の頃に近所の寺子屋で体験した魚つかみ会で、専門家の講師と共に川で捕まえた魚を観察し、魚の生態について学んだ。自分で魚を捕って、専門家から学んだ体験は、自分で学ぶ楽しさを知るきっかけになった」と話す。

 中尾さんは「町内にはプロフェッショナルで、すてきな『大人』がたくさんいる。さまざまなプログラムを用意しているので、いろいろな体験をしてほしい。『面白そう』『これってどんなの?』などの理由で大丈夫。気軽に参加してもらえれば」と参加を呼びかける。

 受講料は無料~500円(講座により異なる)。申し込みフォームから事前の申し込みが必要。

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