「ひこねレンタサイクル ひこちゃり」が8月1日、アルプラザ彦根(彦根市大東町)1階にリニューアルオープンした。経営は彦根のNPO法人「五環生活」。
同NPOは2011(平成23)年から今年3月まで、市からの委託で観光客ら向けにレンタサイクル事業「レンタサイクルめぐりんこ」を同所で運営してきた。4月以降の撤去工事やリニューアル工事を経て、今回、独自の事業として新たにオープンした。
「めぐりんこ」では計30台を所有してきたが、現在はクロスバイク4台と子ども用の6台、新たに購入した電動アシスト自転車7台の計17台を保有。「めぐりんこ」での実績から、レンタサイクルの利用者の半数が電動アシスト自転車を選ぶ傾向があるため、電動アシスト自転車をさらに7台導入する予定。
自転車の購入費などに充てる資金を集めるため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で9月30日まで、協力を呼びかけている。返礼品はレンタサイクル無料券、自転車フルメンテナンスサービス、店舗ウインドーへの広告など。
同NPO代表理事の安達加奈子さんは「彦根城のみならず、古い町並みが残る城下町観光をフルに楽しむには自転車が最適。渋滞を気にしなくてもよく、細い道にも入れる。気になった店やすてきな景色の前ですぐに止まれるし、運動にもなる」と利用を呼びかける。
営業時間は9時~17時。利用料金は、3時間=600円、終日=1,000円。