「ダイニング&バー Fuku Fuku(フクフク)」(豊郷町吉田)が豊郷町にオープンして、9月15日で3カ月がたった。
豊郷の老舗酒蔵「岡村本家」(吉田)が所有する築140年の古民家を改装した同店。昼は地元食材を使った定食を提供するカフェ、夜はラウンジバーになる。席数は、カウンター席、テーブル席、ソファ席を合わせて34席。古民家の造りを生かしながら落ち着いた雰囲気に仕上げ、どの席に座っても「庭」が眺められるよう家具を配置している。
店主は、愛荘町で焼き肉店を経営する前田知予さん。料理が好きな前田さんは、焼き肉店を経営する傍ら、手作りの「おばんざい」を提供する店を開きたいと考えていたという。「最近ではいろいろな理由で、食事をレトルトなどで済ませてしまうことも多いと思う。少しでも体に優しい、手作りの家庭料理を提供したいと思っていた」と振り返る。
ランチは、メイン料理とみそ汁、漬物、ごはん、小鉢4つ、サラダのセット。小鉢は日替わりで、地元で採れた野菜を中心に全て前田さんが調理する。米も地元吉田で採れた米を使う。メニューは、「サクサク衣のとんかつ定食」(1,590円)、「焼き魚のバランス定食」(1,350円)、「エビフライのごちそう定食」(1,580円)、「自家製タレの豚テキ定食」「ふくふく特製ハンバーグ定食」(以上1,590円)など。
ドリンクは「オレンジジュース」「リンゴジュース」(以上500円)、「レモンスカッシュ」(550円)、「アイスコーヒー」「アイスティー」(以上600円)などで、ランチを注文の場合は200円引きとなる。
シングルマザーで子育てと焼き肉店などの経営をこなしてきた前田さんは「今まで周りの方に世話になってきた。これからは、地域のために自分たちができることをやっていきたい。地元の方が気軽に来られて、食事やスイーツを楽しんだり、みんなが交流できたりする場になれれば」と話す。「地元野菜を店内で販売したり、地元酒蔵とコラボしたスイーツや加工品を開発したりするのも夢」とも。
営業時間は、カフェ=11時30分~14時30分、ラウンジ=20時~24時。定休日は、カフェ=月曜、ラウンジ=日曜・月曜。