企画展「愛荘町の隠れたお城~城館から見る近江戦国物語~」が現在、愛荘町立歴史文化博物館(愛荘町松尾寺)で開催されている。
城館は敵から身を守るための防御施設と住居の屋敷を兼ねたもの。愛荘町にもかつて24城の城館が存在していたとされており、現存していないが古文書や遺物、遺構が残る。同展では城跡から出土した品15点や旧愛知郡の城主に関する品などを展示する。
併せて、より城館を身近に感じることができるように、城館のあった場所が現在どのような姿になっているかが分かる写真パネルも展示する。学芸員の西野愛さんは「城といえば天守閣を構えたものを想像する人が多いと思う。当展を通して天守を持たない城館の存在を知ってもらえれば」と話す。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜・火曜(祝日は開館)休館。入館料は、一般=300円、小中学生=150円。愛荘町在住者は無料。10月20日まで。10月13日の11時と14時から学芸員による展示解説を行う。