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彦根にカフェ「リブレ・ティー・ハウス」 実家の老舗コーヒー店の味を再現

店主の小堀璃子さん

店主の小堀璃子さん

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 ハンドドリップでいれるコーヒーやスイーツを提供するカフェ「LIBRE tea house(リブレ・ティー・ハウス)」(彦根市後三条)が10月1日にオープンした。

「生ドーナツ」=LIBRE tea house

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 店主は大阪出身の小堀璃子さん。実家は大阪・天王寺で80年続く老舗コーヒー店「上町珈琲」を営む。幼い頃から喫茶店の雰囲気を間近で感じながら育ち、「学生時代から店を手伝い、上町珈琲のコーヒーが大好きでいつか店を継ぎたいとも思っていた」と振り返る。

 結婚を機に彦根に移住し、現在子育て中だという小堀さん。オープンの経緯について、「子育て経験を通して、子どもを連れていても、ゆっくり過ごせる場所を提供したいと思うようになった。いつか実家の老舗コーヒー店の味を広めたいという夢もある。一緒に店を作ろうと協力してくれる友人にも出会い、周りからも背中を押してもらえ、自分の理想のカフェを作ろうと決意した」と話す。

 席数は、テーブル席4卓とソファ席2卓の計6席。内装はホワイトを基調とし、木製の家具を配置する。店舗奥には1日1組限定の個室(要予約)を用意する。個室はセルフフォトスタジオとしても利用可能で、衣装やガーランドなどの撮影小物も無料で貸し出すほか、小物の持ち込みも可能。

 コーヒーと紅茶は全て上町珈琲から仕入れ、コーヒーはサイホンで抽出する。「上町珈琲を忠実に再現している」と小堀さん。「本来の豆の味や匂いが感じられ、深い味わいのコーヒーになっている」とも。

 カフェメニューは「オープンサンド」(近江牛ローストビーフ=1,500円、エビアボカド・生ハムとキノコ=1,300円、エッグベネディクト=1,100円)と「生ドーナツ」(クレマ、抹茶、マスカルポーネ、チョコレート=400円)を用意。生ドーナツは低温発酵させた生地を高温短時間で焼き上げ、ふんわりとした食感に仕上げる。注文を受けてからクリームを注入するという。

 ドリンクメニューは30種類ほどを用意。上町珈琲のオリジナルブレンドの豆を使った「スペシャルコーヒー」(500円~)、「カフェオレ」(500円)、「宇治抹茶ミルク」(600円)、8種類の茶葉から選べる「ストレートティー」と「フレーバーティー」(以上700円)などを用意する。

 小堀さんは「老舗のコーヒーと紅茶を広めていきたい。子育て中でもゆっくりでき、日頃の息抜きができる、女性に寄り添った場所になれれば」と話す。

 営業時間は11時~16時。日曜・月曜定休。

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