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彦根に複合施設「トガノツバメ」 デイサービスやクレープ店併設

(左から)アイズケア専務取締役の野村隆裕さん、店舗責任者の西田悠人さん

(左から)アイズケア専務取締役の野村隆裕さん、店舗責任者の西田悠人さん

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 デイサービスやクレープ店を併設する複合施設「トガノツバメ」(彦根市戸賀町)がオープンして、10月29日で半年がたった。経営は、彦根市を中心に福祉事業を展開する「アイズケア」(地蔵町)。

施設内の様子=トガノツバメ

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 同施設は「頼り、頼られながら、共に生きる」をコンセプトに、高齢者向けデイサービス、クレープ店、物販コーナーや一般客が自由に利用できるオープンスペースを備えた複合施設。ツバメが安心できる場所に巣を作るように、多世代の人が安心して過ごせる居心地のいい場所になればと「トガノツバメ」と名付けたという。

 施設は2階建てで、施設面積は約60坪。吹き抜けの開放感がある造りが特徴。1階は自由に利用できるオープンスペースを中心に、高齢者向けデイケアサービス施設を併設。ほかにも、地域の特産物や作家の作品が並ぶ物販コーナーや入り口にはクレープ店を備える。

 2階には居宅介護支援事業所のほか、フリースペースを整備。予約制で貸し切りできるほか、福祉事業を中心に多世代交流などのイベントを開催する。

 施設内には、古い家具や、昔に使われていた道具などを並べる。同社専務の野村隆裕さんは「大切にしているテーマの一つが『循環』。使われなくなったものを再利用することや、(デイサービスなどの)施設利用者が作った野菜や果物をクレープ店で使ったり、それぞれが得意なことを手伝ってもらったりすることで循環が生まれる。どんな人も『頼り頼られる』ことを当たり前に感じてもらえれば」と思いを話す。

 オープンから半年。野村さんは「拠点があることで、地域の人が少しずつ集まってきたと実感する」と振り返る。デイサービスの利用者の声や姿を感じる空間で、思い思いに過ごす客の姿を目にすることも増えたという。

 「年齢や性別など関係なく、いろいろな人が集まってにぎわいが出れば。地域の人たちがつながる拠点となり、多世代交流を図れる、開かれた場所、落ち着く場所になれれば」とも。

 営業時間は10時~16時30分(クレープ店は12時~16時)。日曜・月曜定休。

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