「ひこねの城まつりパレード」が11月3日、彦根城域一帯で開かれ、約9万5000人(彦根観光協会発表)が観覧した。
時代衣装を着た子どもや市民ら約600人が彦根城内や旧城下町を練り歩く恒例行事。71回目の今年は、河瀬中学高校吹奏楽部、井伊直政公列、井伊直弼公行列、子ども大名行列、子ども時代風俗行列、城東小学校マーチングバンド、親善都市フラッグ隊、旭森小学校マーチングバンド、近江高校吹奏楽部、彦根町火消し隊、ひこにゃんや水戸市のみとちゃんなどのキャラクター列の順番でパレードを行った。
一行は彦根駅前通りをスタートし、彦根市役所前、いろは松、彦根城内、夢京橋キャッスルロード、銀座商店街などを練り歩いて、城東小学校に戻った。
井伊直政役は俳優の加藤雅也さんが務め、馬屋前でマイクを手にあいさつすると、沿道の観客から声援が送られた。二の丸と夢京橋キャッスルロードでは彦根町火消し隊によるはしご演技があり、演技ごとに大きな拍手や歓声が上がった。
当日は彦根駅前で井伊直政公顕彰式、玄宮園隣の桜場駐車場で彦根鉄砲隊設立40周年記念演武大会もあり、彦根市内は終日、江戸時代の雰囲気に包まれた。